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 「夏の記憶、僕の私の甲子園」――。今夏に開かれる第102回全国高校野球選手権大会のキャッチフレーズコンクール(朝日新聞社、朝日放送テレビ、朝日放送ラジオ主催、日本高野連後援)で、三重県立宇治山田高校3年の伊藤碧泉(あおい)さん(18)の作品が優秀賞に選ばれた。

 コンクールには全国から1万点を超える応募があった。その中から、優秀賞として各都道府県から1点ずつ計47点が選ばれた。

 伊藤さんは、国語表現の授業でコンクールについて先生から紹介され、応募した。昨夏の三重大会は生徒会の役員として、初めて応援席に座った。「選手だけじゃなく、応援する応援団や保護者の一体感がすごいと思った」

 甲子園での熱戦もテレビで見た。応募作品の冒頭のフレーズは、昨夏のことを思い出すと、すぐにひらめいた。「甲子園という場所は、関わる立場によって記憶の残り方が違う。グラウンドに立つ選手、応援団、運営する人たち、卒業生や選手の友人……。すべての人の夏の記憶という意味で決めた」

 卒業式を1日に終え、春からは京都の大学に進学する。今年も夏を待ちわびる人たちがいる。「自分もその中の一人です」(大滝哲彰)