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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてイベントの中止が相次ぐ中、19日に開幕を控える第92回選抜高校野球大会に出場する健大高崎高(高崎市)と桐生第一高(桐生市)が、大会が予定通り開催できるかどうか気をもんでいる。2日に予定されていた知事と県議会議長への表敬訪問は県側の意向で中止に。4日に日本高校野球連盟が開く選抜大会の運営委員会の検討結果を待つ。

 健大高崎は3~5日に期末試験があり、6日から休校する。試験期間中は練習を休み、5日以降の予定は今後検討するという。桐生第一は4日から休校。野球部も3日までは通常通り練習を行うが、それ以降は日本高野連の結論を待ってから決めるという。

 健大高崎の青柳博文監督は「今は学校の試験期間でもあり、大会前の大事な時期。勉強や体調管理など、できることをやっていくしかない」。桐生第一の今泉壮介監督は「せっかくここまで頑張ってきた。せめて大会は開催されてほしいと願うばかり」と話した。

 健大高崎は昨秋の県大会3位から関東大会を制し、明治神宮大会では各地区の優勝校を次々破って準優勝し、自信を付けた。桐生第一は昨秋の県大会で優勝。関東大会で4強入りし、今泉監督が就任して初の甲子園への切符を手にした。

 県勢初の選抜優勝を狙っていた両校。安倍晋三首相が2月26日にイベントの開催自粛を、27日夕に全国一律の休校をそれぞれ要請し、様相が一変した。

 健大高崎は26日、高崎市の富岡賢治市長を表敬訪問。富岡市長に戸丸秦吾主将は「秋から全体的にレベルが上がった。試合を楽しみ、日本一を達成したい」と意気込んでいた。

 27日に桐生とみどりの両市役所を表敬訪問した桐生第一の広瀬智也主将は「甲子園を目標に練習に励んできた。挑戦者の気持ちで戦い、まず1勝し流れに乗る。絶対に勝ちたい」と話していた。(松田果穂、野口拓朗、長田寿夫)