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 インターネットは多様な意見が交わされ、相互理解を深める「公共圏」になると期待されていた。だが今は、社会を分断する原因になっているとの批判が強まっている。ネットの言論について実証研究を重ねる辻大介・大阪大准教授と田中辰雄・慶大教授に聞いた。

「過激化する言論、一因」大阪大准教授・辻大介さん

拡大する写真・図版大阪大学准教授の辻大介さん=高久潤撮影

 世界各地で、社会の分断が広がっています。その多くは、「右派VS.左派」「保守VS.リベラル」などイデオロギーや思想の違いの対立であり、ネットがそれに拍車をかけています。

 ネット利用で社会の分断が進んでいるのは日本も同じです。ただし、日本の分断は価値観や思想の対立というよりも、単純に相手が敵か味方か、という感情的な対立だといえます。

 それが顕著に表れているのが「排外意識」の高まりです。

 私は2007年、14年、17年の3回にわたり、のべ7千人のネット利用者を対象に、調査を行いました。その結果、「ネットを利用すると排外意識が高まる」ことが裏付けられました。ネットの利用時間が長い層ほど、外国人が増えると「犯罪発生率が高まる」「職を奪われる」といった考え方を支持する傾向が見られたのです。

 排外意識が高い代表的な層であ…

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