所属先閉鎖後も師弟 マラソン大迫傑とジュリアン氏の絆
堀川貴弘
1日に開催された東京マラソンで日本記録を更新した大迫傑(ナイキ)を指導するピート・ジュリアンコーチが2日、レースを振り返った。
ジュリアンコーチは大迫が集団から遅れた20キロ過ぎに「アメリカに帰りたくなった」とジョークを飛ばしつつ、合宿先のケニアでの会話を思い出したと打ち明けた。「スグルはハイペースでついて行けないときは控えると言っていた。25キロ付近の表情や体の動きを見て大丈夫と思っていたら、集団に追いついた」。言葉通りの展開になり、東京五輪代表に向けて大きく前進した。
「最高のレースだった。マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)以後、いろんな面で見直すことが多かったが、2人で改善してきた」とジュリアンコーチ。改善した内容については「東京五輪後に明かします」とけむに巻いた。
「英語もできず、家族も抱えて大きなリスクをしょって米国に来た」。ジュリアン氏は渡米当初の大迫の印象を語りました。
大迫は2015年から米オレ…
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら