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 米大統領選に向けた民主党の候補者選びで、中道・穏健派で「新星」と期待されながら選挙戦からの撤退を表明したピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が2日、同じ穏健派のジョー・バイデン前副大統領(77)の集会に参加し、バイデン支持を表明した。

 ブティジェッジ氏は演説で「バイデン氏は銃規制や温暖化対策、医療制度など次世代に影響を与える政策を優先課題に挙げている。バイデン氏はさらに推し進めてくれると確信している」と述べた。ブティジェッジ氏は1日に撤退を表明。誰を支持するのか注目されていた。

 穏健派の有力候補の一人だったエイミー・クロブシャー上院議員(59)も2日、バイデン氏の集会で選挙戦からの撤退と、同氏の支持を打ち出した。クロブシャー氏は「バイデン氏は人生を人々のために戦うことに捧げてきた。彼こそ米国を団結させることができる」と語った。

 候補者選びの山場とされる3日の「スーパーチューズデー」を目前に、中道・穏健派がバイデン氏に結集することで、トップを走る革新系のバーニー・サンダース上院議員(78)の独走に歯止めをかける狙いがあるとみられる。

 クロブシャー氏は11月の大統領選でカギを握るとされる米中西部州の一つミネソタ出身。中道・穏健派の候補者として、トランプ氏から中西部の地方や郊外の票を奪い返せるとアピールしてきた。第2戦のニューハンプシャー州予備選ではバイデン氏をしのぐ3位と健闘したが、全国に支持を広げられず、第3戦、第4戦は6位に沈んでいた。(ワシントン=土佐茂生)