拡大する写真・図版体験ホール、国立アイヌ民族博物館などの建設が続くウポポイ=2019年11月13日午前、北海道白老町、朝日新聞社機から、福留庸友撮影

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 「ウポポイ」をご存じだろうか? アイヌ文化の復興拠点として北海道白老町に4月24日オープンする国立施設「民族共生象徴空間」の愛称だ。中核となる国立アイヌ民族博物館の約700ある展示物はアイヌ民族の生活用具が中心で、きらびやかなものは少ない。それでも、年100万人の入場を目指す。年100万人といえば、インスタントラーメンのすべてを学べる体験型ミュージアム「カップヌードルミュージアム 横浜」とほぼ同じだ。どんな秘策があるのか? 

拡大する写真・図版 約10ヘクタールの敷地に、アイヌ民族博物館、民族共生公園、慰霊施設が建設中。愛称のウポポイは「大勢で歌う」という意味だ。道が昨年11月に行った調査では、ウポポイを知っている人は道外では6.2%。

博物館の入り口にレストラン

 JR室蘭線白老駅で降り北口から10分ほど歩くと、船の形にも見える大きな建物が見える。ウポポイの中核・国立アイヌ民族博物館だ。入り口のゲート手前のエントランス棟に、店舗が並ぶ。

 その一つにレストラン「ハルランナ」がある。まだ内装工事中。店名はアイヌ民族の儀式からとった。博物館に入らなくても食事を楽しめる構造になっている。

拡大する写真・図版ウポポイ内にできる「焚(たき)火ダイニング・カフェ ハルランナ」のイメージ図=株式会社オズ提供

フレンチシェフが出合う「アイヌ」

 店に入ると、積み上がった薪と大きな木が出迎える。さらに進むと、ガラス張りにした厨房(ちゅうぼう)が見えてくる。そこに薪をたく囲炉裏を用意し、調理の様子を見せる仕掛けだ。

 店内は古代の北海道をイメージした。広さ約100平方メートルで、座席38席、テラスにも20席ある。窓からはポロト湖が見え、リゾート感覚も楽しめる。

記事後半には、西川祥一記者による高級フレンチレストランシェフ・石井誠さんのインタビュー、ミュージアムグッズの数々を撮影した動画も登場します。

 「アイヌ民族との共生を料理でどう表すのかが難しい。アイヌの豊かな食文化を参考に新しい料理を模索しています。ヌーベルホッカイドウキュイジーヌとでもいうのでしょうか」

 この店を経営する古川善浩社長は言う。古川社長は、札幌・定山渓温泉で「ぬくもりの宿ふる川」も経営している。

メインはサケとエゾシカ

 メニュー開発は、ミシュランの…

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