稲垣吾郎 原点の朝ドラに再び 医師役「新しい挑戦を」
稲垣吾郎が、31年ぶりにNHKの連続テレビ小説に出演している。焼き物の里で知られる滋賀・信楽(しがらき)を舞台にした「スカーレット」の終盤の鍵を握る医師役を演じる。芸能界のことが何も分かっていなかった10代のころと、SMAPを解散してすべてがリセットされた中での今回と。朝ドラとの縁を、大事につないでいきたいという。
前回出演したのはSMAPがCDデビューする前の1989年、「青春家族」だった。ヒロインの弟役でドラマデビューした。「(SMAPの)グループみんなでオーディションを受けに行ったんですけれども。見事、僕が受かりまして。ライバルたちを抜いて」と笑って振り返った。
まだ15歳ごろのこと。「そんな目立つような子どもでもなかったですし、それまであまりほめられたことがなかった。それが演技したことによって、共演したいしだあゆみさんや橋爪功さんにすごくほめていただいたんですね。アイデアとかもそのまま生かしてくださったりして。一人の俳優として役者として芸能界で生きていく人間として、初めて認められた感じがして、すごくうれしかった」といい、「キラキラした思い出」と話す。これが「お芝居の道を進んでいきたいな、自分が一番やりたいのはドラマなんだなと思えた」原体験となった。
そのころ、SMAPのメンバ…
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