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 出雲大社に国内最大級の大しめ縄を納めている島根県飯南町の住民らが、町のしめ縄文化をPRする冊子を500部作った。しめ縄の起源や製作過程などを写真を交えてまとめたもので、県内の図書館や道の駅などで無料配布している。

 冊子名は「島根県飯南町と大しめ縄」(A4判フルカラー本文16ページ)。町を通る国道54号沿いの活性化を目指して、町職員や町民、学者らでつくる協議会のメンバーの一部が、2017年の夏に準備を始めた。18年に出雲大社神楽殿の大しめ縄を6年ぶりに一新することに合わせ、冊子を作ろうと考えたのがきっかけだ。町内の道の駅頓原の駅長、奥野恵子さん(59)ら4人が中心となり、約20人がかりで製作した。

 冊子は町で大しめ縄を作り始めた経緯から、実際にしめ縄が完成するまでの過程も写真や文章で紹介。「しめ縄ってなに?」といった素朴な疑問に答える章もある。メンバーは県立古代出雲歴史博物館(出雲市)を訪問したり、専門書を読んだりして学習しながら、昨年12月にようやく完成した。

 奥野さんは「奥の深い、日本の文化につながる話が分かる。小さな町にも全国に誇れるものがあると知ってもらいたい」と話した。(市野塊)