[PR]

 佐賀県上峰(かみみね)町のイオン上峰店が閉店してから、1年が過ぎた。前身の店舗時代を含め24年間、町にあり続けた建物は「AEON」のロゴが消されたまま残る。イオンがあるから転居してきたと話す住民もいたというほど、イオンに愛着のあった地域。そのシンボルがなくなった町はいま――。

 イオン上峰店は、もともと「上峰サティ」だったが、2001年、当時の運営母体のマイカル九州が経営破綻(はたん)。イオン九州(福岡市)への合併を経て、11年に店名がイオンになった。

拡大する写真・図版閉店後も解体されずに残るイオン上峰店の建物=2020年1月21日、佐賀県上峰町坊所、大野博撮影

 イオン上峰店跡に隣接する住宅街「中の尾団地」にすむ高木楠子さん(72)が、福岡県内から上峰町に引っ越してきたのは、店舗がまだ「サティ」だった08年のこと。当時の勤務先が上峰町に近い佐賀県鳥栖市だったことから、鳥栖市周辺で転居先を探しており、「隣にサティがあること」が最大の決め手だったという。

 サティは1995年開店。高木さんは「一人暮らしで、頼れる子どもたちも県外。年をとって車の運転ができなくなっても、飲食店街から銀行のATMまでそろう店が隣にあれば安心でしたから」と振り返る。

 ところが、18年5月、そのイオンの閉店が決まった。

拡大する写真・図版閉店セレモニーで頭を下げる店長ら=2019年2月28日午後8時23分、佐賀県上峰町坊所のイオン上峰店、大野博撮影

 当時、店内は空きスペースが目…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら