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 20日のプロ野球開幕がいよいよ迫ってきた。そんな中、開幕直前の12日に発行されるスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」の第999号が、横浜DeNAベイスターズを約40ページにわたって特集する。ベイスターズのどこに注目し、企画したのか。編集部の田村航平氏に話を聞いた。

 「ベイスターズは、近年、日本で最もスタンドが盛り上がっている球団だ。どのようにファンを熱狂させているのか、その秘密に迫りたかった」。横浜という街とスポーツの関わりについても着目しているといい、「プロスポーツから学生スポーツまで、横浜は常にスポーツの熱を帯びている街。ベイスターズにはファンと共有する物語がたくさんあり、雑誌を作る上でも非常に魅力的なチームだと思っていた」と語る。

 特集の取材では、選手だけでなく、南場智子オーナーや球団職員など様々な関係者からそれぞれの思いや具体的な取り組み、戦略などを聞き出している。複合的な目線で、横浜DeNAベイスターズという球団全体の裏側を探っていく試みだ。

 例えば、今永昇太選手への取材。「球団職員の努力で、多くのファンの方が球場に来てくれている。プレーに直接かかわっていない職員の方の思いも背負って投げたい」という言葉が、田村氏には非常に印象的だったという。確かに、選手と、裏側でサポートに回る職員との一体感が、球団全体の雰囲気を作っていることがうかがえる一言だ。

 球団を運営する職員について、田村氏はもともと、あくまでビジネスとして関わっているイメージを持っていたという。だが、「私もベイスターズを楽しんでいる」と語る南場オーナーに代表されるように、球団職員もファン目線の視点を持っていることに驚きを感じたという。「まず自分が楽しめなければ、お客さんにも楽しい時間を提供することができない」という姿勢が、今のベイスターズの根幹にあるようだ。

 年々増している横浜スタジアムの盛り上がりは、そこで躍動する選手たちのプレーだけでなく、裏方スタッフのサポートによって作り上げられている。そんな一体感の源が、特集を読めば見えてくるに違いない。