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 新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、横浜市中区の横浜中華街にある複数の料理店に、中国人を誹謗(ひぼう)中傷する内容の手紙が届いていたことがわかった。横浜中華街発展会協同組合によると、街の客足は目立って少ないといい、追い打ちとなるヘイト行為に働く人たちは心を痛めている。

 約400店が加盟する組合によると、手紙は少なくとも4店に届いた。封書で差出人の名前はなく、切手には上野や品川など東京都内の消印があったという。同じ内容で、A4の紙に赤い文字で「中国人はゴミだ! 細菌だ! 悪魔だ! 早く日本から出ていけ!!」と書かれていた。これまでに横浜中華街からの感染は確認されていない。

 被害に遭った人気中華料理店「海員閣」の店主が4日、ツイッターに手紙の内容を投稿したところ、「#がんばれ中華街」などと応援のメッセージが多く寄せられた。組合の高橋伸昌理事長(61)は「中華街は日本人と中国人が一緒になってつくってきた街。外には出られないかもしれないが、せめて心の中で応援して欲しい」と話す。

 組合によると、中国に関係のある社会問題が起こるたびに、嫌がらせの電話や手紙が中華街に来るという。中華街で働く男性は「怒りを通り越して、やるせない」と語った。(岩本修弥)