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 萩生田光一文部科学相は5日の参院予算委員会で、学校法人加計(かけ)学園が運営する岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)の推薦入試をめぐり韓国人受験生が不当な扱いを受けたとする週刊文春の報道について、学園側に事実関係を確認していることを明らかにした。

 同日発売の週刊文春は昨年11月に今治で行われた獣医学科の「推薦入試A方式」をめぐり、韓国人受験生8人全員について50点満点の面接試験を一律0点としたため、8人全員が不合格になったと報じた。

 萩生田氏は5日午前の同委で「選抜実施要項には、合理的理由なく出身地域などで一律の取り扱いの差異を設けることは不適切と明記している」と述べ、報道が事実である場合、問題となるとの認識を示した。文部科学省私学助成課の担当者は朝日新聞の取材に「不正入試だと確認されたら、私学助成金の減額などの対応をする可能性がある」と語った。

 獣医学部は2018年に開学。安倍晋三首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議が16年、獣医学部新設を認めた。その後、国は1校に絞って事業者を公募したところ、加計学園のみが申請し、開学が決まった。学園理事長が首相の友人で、新設に関して首相の意向が反映されたのではないか、との疑惑が指摘されている。

 加計学園は5日、週刊文春の報道について「入学選抜試験は一貫して適正に実施している」と朝日新聞にファクスで回答。「本年度の留学生の合格者については、韓国人の獣医学科受験者のうち、今日までの複数の選抜試験で4人が合格されています」とした。