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 新型コロナウイルスの感染拡大による使い捨てマスクの消費急増を受け、繊維や医薬品を手がける興和(名古屋市)は5日、洗って繰り返し使えるガーゼマスクの増産を発表した。月内にまず1500万枚、来月に5千万枚の供給をめざす。マスクの品薄解消を急ぐ国から要請を受け、生産ラインを増やした。

 増産するマスクは、綿100%の薄いガーゼを15枚重ねたもの。ミャンマーの工場でつくり、国に納品する予定。東京都内で5日会見した早川卓宏・取締役常務執行役員は、同社は祖業の繊維製品に強みがあるとして「使い捨てマスクの材料の不織布が手に入らない状況。ガーゼは手に入るので代用したい」と語った。不織布マスクも月内には通常分に加えて1200万枚の増産をめざす。

 マスクの国内生産量は現在月4億枚だが、買い占めなどもあって品不足だ。政府は月産6億~7億枚への増産を呼びかけている。(江口英佑)