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 ユネスコ(国連教育科学文化機関、本部パリ)は5日、新型コロナウイルス対策の休校で世界で少なくとも2億9千万人の子どもが影響を受け、教育を受ける権利が損なわれるおそれがあるとの声明を出した。

 ユネスコによると、5日現在で13カ国が全国一斉の休校措置を導入し、2億9千万人の子どもが影響を受けている。ほかに9カ国が部分的に休校させている。

 声明では、経済的に恵まれた家庭ではほかの教育手段や活動で学校の埋め合わせはしやすいと指摘し、「休校措置は教育の不平等を悪化させる」と警告した。オードレ・アズレ事務局長も同じ声明で「休校期間が長引けば教育を受ける権利を脅かす可能性がある」と指摘している。

 ユネスコは、子どもたちの教育機会を保障しようと、10日に教育大臣による緊急会合を開く方針だ。(パリ=疋田多揚)