中国、警鐘後に処分された医師ら表彰 批判かわす狙いか

新型コロナウイルス

北京=高田正幸
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 中国政府は5日、ウイルス性肺炎の発生について早期に警鐘を鳴らして警察に処分され、後に死亡した李文亮医師らを含む医師ら506人と、湖北省に赴いて新型肺炎の治療にあたった各地の医療隊ら113組織を表彰すると発表した。新型肺炎の抑制に「模範的な」役割を果たしたとしており、李氏を処分したことへの批判をかわす思惑があるとみられる。

 対象者のうち、李氏を含む34人は新型肺炎に感染するなどして死亡している。

 李氏は昨年12月30日、感染症の発生についてSNSで投稿したことを理由に警察から処分を受け、その後に新型肺炎に感染して死亡した。李氏の告発を封じたことが感染拡大につながったとして、著名な学者らが「感染拡大は人災だ」とする公開書簡を発表するなど、政府の対応への批判が広がっていた。(北京=高田正幸)

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