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 米ニューヨーク市のデブラシオ市長は5日、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、日本や中国、韓国など5カ国から帰国した市民に対し、14日間の自主隔離を求める、と発表した。観光客など日本人訪問者については特に言及はなかった。

 同市では今月に入って初めて感染者が確認され、5日午後までに同市で3人、同市以外のニューヨーク州で19人が検査で陽性となった。市や州政府は対策を強化。クオモ州知事は4日、州立大学と市立大学が日本など5カ国で行っていた研修を即日中止し、参加者を引き揚げさせると発表していた。

 自主隔離の対象になるのは、ほかにイラン、イタリアからの帰国者。米疾病対策センター(CDC)は日本以外の4カ国に「不必要な旅行は控える」という最も厳しい第3級の渡航注意情報を出しているが、日本については「予防策を強化する」という第2級にとどめている。在ニューヨーク日本総領事館は「日本国内の状況や対策、他国との違いを市や州に丁寧に説明していく」としている。(ニューヨーク=鵜飼啓)