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 東京五輪で2大会ぶりのメダル獲得に挑むボクシング。ヨルダンで開催中のアジア・オセアニア予選で日本勢は苦戦を強いられているが、ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストで現世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者の村田諒太(34)=帝拳=は「悲観する必要はない」という。日本ボクシング界で指折りの理論派に、アマチュアの潮流、日本選手が活躍するためのポイントを語ってもらった。

 昨年11月の全日本選手権。村田は国内アマ最高峰の舞台を見て、驚いた。審判への不正関与などの不祥事を受けて2018年に日本連盟の体制が一新され、明らかな変化を感じた。

 「ちゃんと判定されるようになっていた。以前なら連盟の上層部に認められた選手しか判定で勝てず、それ以外の選手が勝つためにはノックアウトしかなかった。ボクシング界の悪(あ)しき『文化』が消えた。はじめから勝敗が決まっていたら意味がない。切磋琢磨(せっさたくま)するからレベルが上がる。この20年間で初めてのことではないか」

 村田は五輪で大きな浮き沈みを経験している。08年北京大会はアジア予選で敗退、12年ロンドン大会で優勝。ルールに左右される部分も大きかったという。

 「北京の前は軽いパンチを当てればポイントになって『タッチゲーム』と言われていた。僕もビュンビュンと足を使って連打したが活躍できなかった。その後、ルール改正で強いパンチしかポイントにならなくなり、強いパンチだけを打つようにするとロンドンで金を取れた。どのルールに適応できるか。運もある」

 「五輪の『当たり年』もあって、ロンドン大会の金メダリストは9人がプロに転向し、僕を含めて既に5人が世界王者になった。3階級制覇のロマチェンコやWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)クルーザー級覇者ウシクら偉大な王者もいる。プロ向きのルールだったのかな」

 さらに変更された現行のルールでは、どんな選手が有利になるのか。

 「頭部を守るヘッドギアが廃止…

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