拡大する写真・図版東京・霞が関に掲示されていた作品。額縁から滑り落ちた「障害者」の文字の下半分が、裁断されている=2月25日

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 額縁からすり抜けた「障害者」と書かれた紙の下半分が、シュレッダーで裁断されている――。謎の路上芸術家バンクシーの作品を思い起こさせる立体作品が先月末の5日間、東京・霞が関に掲示された。作品には、「この国のいちばんの障害は『障害者』という言葉だ。」というメッセージが添えられていた。誰が、何を訴えようとしていたのか。

「桜を見る会」首相答弁がきっかけ

 弁護士会館の前の掲示板。その中に設置された額縁のようなものから、「障害者」と書かれた紙の下半分がはみ出し、シュレッダーにかけられている。下部には、紙くずの山ができている。“意味深”なメッセージは、掲示板内の左上に掲げられていた。

 小さな文字で書き添えられた「ヘラルボニー」とは、知的障害のある人が描いたアートをネクタイやハンカチなどにして販売するベンチャー企業。岩手県花巻市にある。

 なにを目的としたものだったのか。

 社長の松田崇弥さん(28)は、安倍晋三首相の国会答弁をきっかけとした意見広告だったと明かした。

 昨年12月、「桜を見る会」の…

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