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 愛知県教育委員会は6日、5日の全日制公立高校一般入試で、県立春日井西高校(春日井市)での英語の試験でミスがあったと発表した。校内放送で誤って10分早く終了をアナウンスしたうえ、試験監督の教員が教室を離れて受験生同士が話せた教室があった。県教委は同校で受けた全552人に対し7日、英語の筆記のみ再試験を行う。

 県教委によると、校内放送を担当する教員2人が勘違いして10分早く終了を知らせた。この日は13教室で試験があったが、教室によって対応が分かれたため12教室で最大4分の時間調整が必要となり、一度解答用紙を回収してから再配布し、試験を再開した。

 ところが、解答用紙の回収から再配布までに、二つの教室で試験監督の教員が室外に出てしまった。いずれも2分ほどで、誤ったアナウンスへの対応について話をするためだったという。

 県教委は当初、時間調整については報告を受けていたが、試験監督が教室を不在にしたことは把握していなかった。受験生の保護者から「受験生が問題の内容について話をしていた」と指摘があり、その可能性が否定できないことから「公平・公正を保つために再試験の実施を決めた」(県教委の担当者)という。

 新型コロナウイルスの感染拡大への取り組みが続くなか、多くの受験生が再試験に臨むことになった。県教委の小島寿文・高等学校教育課長は「多大なるご負担をおかけしたことをおわびしたい」と陳謝した。