拡大する写真・図版関西電力高浜原発の3号機(左)と4号機=2020年2月11日、福井県高浜町、朝日新聞社ヘリから、小杉豊和撮影

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 福井県高浜町元助役の故・森山栄治氏はなぜ、関西電力への影響力を持つようになったのか。関電役員らの金品受領問題を調査している第三者委員会の報告では、その端緒として、森山氏が高浜原発のトラブル処理を仲介していた点について指摘するとみられる。生前、関電元副社長の故・内藤千百里(ちもり)氏は森山氏に解決を頼んだと明らかにし「脱法です」と語っていた。

発端は「海のシロアリ」異常繁殖

 トラブルの原因となったのは「海のシロアリ」とも呼ばれるフナクイムシの異常繁殖。「死活問題だった」。港運会社の現会長(77)は当時を振り返る。

 同社は高浜原発近くの海面と埋め立て地で外国から輸入した木材を管理していた。1985年に高浜3、4号機が稼働すると、米国、旧ソ連産の針葉樹などに虫食いの被害が増えた。現会長は「会社の信用度もダメになり、お客さんにも迷惑をかけた」と言う。経営悪化に陥り、資金が必要になった。同社は異常繁殖の原因は温排水だとして、関電に被害を訴えた。

 これに当時の関電副社長、内藤氏は反対した。2014年、朝日新聞のインタビューでこう説明した。

 「温排水の補償は発電所を造る…

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