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 中国福建省泉州市で7日夜、新型コロナウイルスの隔離施設として使われていたホテルなどが入るビルが倒壊し、8日夕までに10人の死亡が確認された。中にいた71人が巻き込まれたという。共産党機関紙・人民日報などが配信した。

 ホテルは新型コロナウイルスの発生後、感染者との濃厚接触者を隔離する施設として使われていた。倒壊時、湖北省など感染が深刻な地域から戻ってきた人や医療関係者が内部にいたという。消防隊員らががれきの中に残る23人の救出作業を続けている。

 報道によると、ビルは7階建て。2013年に建築が始まり、18年のホテル開業に合わせて内部を改築した。7日夜、内装工事をしていた現場作業員が1階の柱の変形に気づき、ビルの所有者に連絡した直後に建物全体が崩落した。この所有者は警察の取り調べを受けているという。

 中国の経済誌「財経」によると、ビルは建築当時、2~6階に相当する部分に吹き抜けがあった。だが、ホテル用に改築した際に吹き抜けをなくし、各階に床を取りつけたという。過去にテナントだった関係者は、過度な重量が建物にかかったとの見方を示した。(香港=益満雄一郎)