[PR]

 千葉県内に大きな被害をもたらした昨年9月の台風15号から、9日で半年になる。特に被害が集中した館山市布良(めら)と鋸南町岩井袋では、自宅を修理して新たな生活を始める住民がいる一方で、再建費用の大きさや災害への不安から、住み慣れた地域を去る人もいる。

 千葉県館山市布良の富崎漁港に面した平屋建て住宅。小谷(おだに)登志江さん(78)は6日、地域のNPO法人「おせっ会」のボランティアに改修が終わった自宅への家具の運び込みなどを手伝ってもらい、新生活の準備に追われていた。

 昨年9月9日に上陸した台風15号で、房総半島南端近くの布良地区は壊滅的な被害を受けた。小谷さんが1人で暮らす木造2階建ても、屋根が吹き飛ばされた。2階で寝ていた小谷さんにけがはなかったが、住み続けることはできず、近くの親戚宅で暮らしてきた。

 自宅は「全壊」と診断された。ボランティアが2階にブルーシートを張ってくれたが、海のそばで風が強いため、すぐにちぎれた。10月の台風19号の際は目の前の海の潮位が高くなり、不安を感じた。それでも、住み慣れた地域を離れる気にはなれず、平屋に改修して住み続けることにした。「一人暮らしだから、顔見知りが大勢いるのが一番。ボランティアの皆さんには本当に助けられた」と感謝する。

 一方で、地域を離れる人も…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

関連ニュース