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 東京、大阪とパリに画廊を構える「ギャルリーためなが」が昨年、創業50周年を迎えた。西洋近代の名品を扱うとともに同時代の新進作家を育ててきた目利きの老舗は、アートシーンの半世紀をどう見るか。代表を務める爲永清嗣(ためながきよつぐ)さん(55)に聞いた。

 ――1969年、別の画廊出身で日本、フランスの美術関係者と交流のあった父の爲永清司さん(88)が銀座で画廊を開きました

 当時、印象派の作品は日本でもじゅうぶん紹介されていたし、すでに世界中の収まるべき美術館に収まっていて、市場に逸品が出回ることは少なかったと聞く。一方、エコール・ド・パリなど次の世代は日本ではまだ知られていなかった。彼らの作品を持ち込むと同時に、生きている作家を育てて見せることも画廊の使命と思って、二枚看板で現在までやってきた。

拡大する写真・図版モイーズ・キスリング「大きなブーケ」を背にする爲永清嗣代表=2020年3月、大阪市中央区城見1丁目のギャルリーためなが大阪

 ――当時の美術シーンは

 国内では画壇のピラミッドが支配的で、市場も日本の画壇が中心。そんな状況で海外作家の信用を得るため、71年にパリでも画廊を開いた。作家と画廊が一対一で契約をするフランス流のやり方で、時には制作に助言しながら信頼関係を築いていった。

 父の代で扱っていたのは主にフ…

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