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 対象面にぴったりと重なるように映像を投影するプロジェクションマッピングの技術を、肝がん手術などの「ガイド役」に使う装置を、三鷹光器(東京都三鷹市)とパナソニック、京大病院が開発した。

 肝がんの手術は現在、切除する部分を見分けるために、患部につながる血流を止めてICGという蛍光薬剤を注射する。近赤外線をあてて特殊なカメラで撮影すると、血中濃度の違いから切除部と残す部分が色分けされる。

 ただ、この映像はモニターでしか見えず、医師は手元とモニターを交互に見るため不便だった。また、表面はわかるものの、内部にいくほど切除部分とそうでない部分のあいまいな境界を見分けるのが難しかったという。

 同社などが開発した「MIPS」は、色分けされた情報を、手術台の上に設置したプロジェクターから肝臓に投影する。肝臓が動いても、0・2秒以内に画像の位置が修正され、誤差はプラスマイナス2ミリ以下という。医師はモニターを見る必要がなくなり、手術の精度が高まるほか、患者の出血量も減り、手術時間も短くなると期待される。

 開発に携わった京大の瀬尾智助…

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