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 狙った部分の遺伝子を自由に改変できるゲノム編集技術。特に、2012年に登場した「CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)」は、ノーベル賞候補とも言われる。医療や食品などさまざまな分野で応用が期待される一方、その特許を巡って世界中で争いが繰り広げられている。巨額の利益につながる可能性がある特許の行方は――。

 特許について争っているのは、クリスパー・キャス9を12年に発表した米カリフォルニア大のジェニファー・ダウドナ教授らと、ハーバード大とマサチューセッツ工科大が運営する「ブロード研究所」のフェン・ジャン博士らだ。

 クリスパー・キャス9は、DNA上の特定の塩基配列を認識して結合する「ガイド役」の分子と、「はさみ役」の酵素からなる。切られたDNAの一部が修復されるときの仕組みを利用したり、外から遺伝子を挿入したりして「編集」する。簡単に使えて編集精度も高い。

 ダウドナ教授らがまず、細菌の免疫システムを利用したこの技術が遺伝子編集に利用できることを発表。その後、ジャン博士らは実際にマウスやヒトの細胞に応用できることを示した。

 医療や農水産物の研究開発はも…

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