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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)は9日、臨時の12球団代表者会議を開き、今月20日に予定されていた公式戦の開幕延期を決めた。新たな開幕時期については12日の代表者会議で話し合うが、斉藤惇コミッショナーは「遅くとも4月中の開幕を目指す」と語った。プロ野球の開幕が延期されるのは東日本大震災があった2011年以来。

 この日の午前、NPBとサッカーJリーグが合同で設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会合が東京都内であり、感染症の専門家チーム(座長=賀来(かく)満夫・東北医科薬科大特任教授)から「開幕を延期することが望ましい」との助言があった。これを受けてNPBは急きょ、代表者会議を開いて対応を協議し、開幕の延期を決めた。13日から始まる2軍のウエスタン、イースタン両リーグは、3月いっぱいは無観客の練習試合とする。

 専門家チームは開幕延期を提言した理由について、感染者数の拡大が続いていることや、観客や選手への感染リスクを下げるための対策準備に時間が足りないことなどを挙げた。観客が入場する際の体温測定機器の導入や、消毒液の準備なども必要とされ、現状では物資が不足して準備が難しくなっている。