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 小泉進次郎・環境相が育休取得を表明し、「男の育休」に注目が集まっている。だが同僚との関係、キャリアへの不安など、ハードルは高いのが現実だ。今よりはるかに「男の育休」が珍しかった16年前、経済産業省のキャリア官僚で異例の1年の育休を取った人がいる。現在、独立行政法人・製品評価技術基盤機構の山田正人さん(52)だ。育休の日々をつづった著書は当時話題になり「イクメンの星」として脚光を浴びた。その後も霞が関で「仕事と育児の両立」を続けてきた山田さん。育休後の日々を振り返り、自らの仕事や出世、家族への思いを語ってもらった。

拡大する写真・図版次男の高志ちゃんを抱く山田正人さんと、妻の西垣淳子さん、長男の健人さん、長女のえこさん=2006年2月

「岸を渡った」ような感覚

 ――2004年に1年の育児休業を取りました。それまでは出世を目指して頑張っていたそうですが、育休取得がキャリアに響くという考えはなかったのでしょうか。

 「最初の子だった長男・長女の双子を出産したときに、妻が育休を取ったので、今度は自分が取るのは自然な流れでした。育休を取るという決断をするまでは、それがキャリアに影響するとは考えていなかったのです。ただ、『おまえは出世、アウトだな』といった周囲の反応をみるにつけ、不安にはなりました。でも、いろいろな声を聞くうちに、男性が育休を取りたいと思ってもそれができない様々な事情が世の中には存在する、ということも分かってきました。自分の選択する小さな一歩が、結果として時代を開く一歩になれば、という思いも芽生えてきたんです」

 ――復帰する時、仕事に対する考えはどう変わっていましたか。

 「育休を取ったことで育児の素…

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