拡大する写真・図版複雑な白線で囲まれた区域が、米軍が最も燃えやすいと判断した「焼夷(しょうい)区画1号」。区画内の四つの円の中心が、東京大空襲で目標となった爆撃中心点。円の半径は2千フィート(約600メートル)。区画の左上のへこみは上野公園。左下は東京駅で、その西に皇居がある=米国立公文書館蔵。工藤洋三氏提供

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 1945(昭和20)年3月10日の午前0時過ぎ、東京大空襲が始まった。

 米軍の爆撃機B29が東京を襲い、下町を火の海にした。炭のようになって焼け死んだ人、川に飛び込んで水死した人……。犠牲者は10万人ともいわれるが、いまだにはっきりとした死者数は分かっていない。

 日本との戦争をどう終わらせるか。空襲研究の第一人者、工藤洋三氏は「米軍は都市を焼き尽くすことで継戦能力や戦意をそぐ作戦に出た」と語る。

【動画】街を焼き尽くした焼夷弾とは。CGや資料映像で解説=ナレーション・高橋大作

 柱、障子、畳――。日本の家は木と紙と草で出来ている。火を付ければ燃える。米軍はそこに目をつけた。火災を起こすための爆弾「焼夷(しょうい)弾」を開発した。

「焼き尽くすため」関東大震災の大火を研究

 何カ所で火の手が上がれば、人…

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