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 京都市街と比叡山のふもとや鞍馬を結ぶ叡山電鉄(本社・京都市)が、萌(も)え系4コマ漫画雑誌とコラボを始めて10年目。異色のタッグがなぜ生まれ、ここまで続いてきたのか。その背景に迫った。(川村貴大)

■きっかけは「けいおん!」

 出町柳駅(京都市左京区)のホームに入ってくる叡電の「721号車」。円形のヘッドマークには、2人の魔法少女のキャラクターが描かれている。月刊雑誌「まんがタイムきらら」(芳文社)の姉妹誌に連載中のキャラクターで、コラボの第23弾として企画された。

 コラボした作品は10作を超える。特別乗車券や入場券の販売、ラッピング列車の運行や声優を招いたイベント。他の鉄道会社でも、沿線を舞台としたアニメや漫画などとコラボを展開する例はある。しかし、ある雑誌の世界観を丸ごと採り入れてコラボを続けてきたケースは全国でも珍しいという。

 叡電が「きらら」とコラボを始めたきっかけは、軽音部の女子高校生の日常を描いたテレビアニメ「けいおん!」だった。京都アニメーション(京都府宇治市)の制作で知られるが、原作漫画は同誌に連載されていた。

 放送が始まった2009年春、…

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