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 愛知県で新型コロナウイルスの感染者が増える中、県や名古屋市が入院先の確保に苦慮している。県によると、患者を受け入れられる県内の病床数は11日時点で161だが、半分以上が埋まった。感染拡大にブレーキがかからないままだと入院先がなくなり、感染者への対応策の見直しを迫られる可能性がある。

 「今日の5人どうするんだ」。9日午後、名古屋市で新たに判明した感染者の受け入れ先を巡り、愛知県庁内の一室で緊迫したやりとりが続いた。県内の感染者数は11日午後9時時点で104人にのぼり、都道府県で北海道に次ぐ多さだ。

 感染者の大半は名古屋市で確認され、すでに市内で受け入れ先の医療機関を見つけるのが難しくなっているという。市幹部は「なるべく近くと、パズルのようにどこが空いているかを探している」とし、やりくりの大変さを「地獄のような作業」と嘆く。

 新型コロナウイルスは、感染症法に基づく「指定感染症」。感染者は症状の重さにかかわらず、ウイルスを外部に出さないように気圧を低くした病室などがある「指定医療機関」に入院する。

 愛知県内の指定医療機関は12病院72病床。一般の医療機関で、患者を隔離できる「協力医療機関」にも入院させることができ、現在は県内に33医療機関、89病床あり、合計で161床になる。県はこれらとは別に、感染者が利用していた病院など6病院8病床をすでに使わせてもらっている。

 愛知県によると10日現在、指定医療機関の48病床、協力医療機関など48病床の計96病床で感染者が入院中か、入院に向けて調整中だという。大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で感染した患者らもいる。県内の受け入れ可能な病床の半数を超えており、指定医療機関の病床数ではすでに足りなくなっている。

 県内のある指定医療機関の担当…

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