拡大する写真・図版オンライン飲み会に参加する人たち=2020年3月6日午後、野中あゆみさん提供(本人以外の顔は隠しています)

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 新型コロナウイルスの影響で宴会の自粛ムードが広がる中、インターネット上で顔を見せ合いながら飲み語らう「オンライン飲み会」(オン飲み)に切り替える人たちがいる。その風景をのぞいてみると……。

 「かんぱーい」

 3月上旬の金曜日午後7時。自宅や共同ワーキングスペースで、パソコンやスマートフォンの前に集まった8人が、それぞれの画面に向かってコロナビールの瓶を掲げた。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにオン飲みを企画したことにひっかけたという。

拡大する写真・図版オンライン飲み会を企画した野中あゆみさん=2020年3月6日午後、本人提供

 8人は神奈川県逗子市とその周辺に住む40代女性が中心。子育てが一段落したウェブ制作者の野中あゆみさん(42)が、地域の同世代女性と定期的に飲み会などを開いて交流を深めてきた。あゆみさんが作ったホームページなどに「リモートワークになって家から3週間ほど出ていない」「休校で出歩かないので子どもも私も太った」「トイレットペーパーを買うと転売屋と思われないか不安」などといった声が寄せられ、「だったらオンラインでコロナの悩みを語り合おう」となった。企業のオンライン会議などで使われる「Zoom」を利用し、SNSなどで拡散させて誰でも参加できる場にした。

 たまたま通りすがりに参加した人もいた。都内在住のシングルマザーの女性は「会社からリモートワークのためにZoom入れろって言われたんですが、使ったことなかったので、使ってみたくて来てみました。偶然の出会いで、同じ年代や同じ立場のママさんたちと知り合えてよかった」。

拡大する写真・図版スマートフォンで見たオンライン飲み会の乾杯の様子(野中さん以外の顔はぼかしています)=2020年3月6日午後7時ごろ

 記者はスマホでオン飲みの様子…

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