「コロナ危険」何度も迫る運転手 日本人差別と思ったが

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吉岡桂子
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 ウズベキスタン・タシケントの鉄道駅から深夜、タクシーに乗った。「ジャパン?」。運転手は日本人だと確認した後、彼の携帯電話になにやらしゃべり、後部座席の私に見せる。「コロナ危険」。ロシア語からの翻訳機能の画面に日本語があった。

 感染者ゼロとされる同国も日本などからの渡航者に対して隔離の規制を決めたばかり。からかわれているのか。無視していると、しつこく見せる。しらんぷりしよう。でもまた、吹き込んでいる。今度は長い。

 「息子が東京にいる。帰って…

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