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 北海道内で二つ目となる新型コロナウイルスの小規模な感染者集団(クラスター)が見えてきた。北海道最大の繁華街・ススキノのライブバー「シング・シング・シング」(南6西4)にかかわる感染者数が11日、11人になった。北海道北見市の展示会にかかわる感染者数についても、少なくとも13人に上っており、クラスターとみられている。北海道や札幌市は、感染経路などを調べている。

 北海道と札幌市、旭川市は11日、いずれも日本国籍で30~70代の男女計7人の感染者を確認したと発表した。道内で確認された感染者は計118人となった。

 このうち50代の女性(112例目)は、「シング・シング・シング」に勤務する60代女性(79例目)の親族にあたる。同じ親族の60代男性(110例目)の濃厚接触者でもあるという。

 同店は約40平方メートルで、収容人数は最大30人。ビルの地下にあり、換気は良くない。歌手が生伴奏に合わせて歌うステージショーが人気で、お酒も楽しめる。札幌市は、飛沫(ひまつ)感染のリスクもあったとみている。

 また、別の50代の女性(115例目)は、札幌市中央区の斗南病院の看護師という。3日に同病院を外来で受診した後に感染が判明した北大職員の60代男性(83例目)を担当した。看護師は7日に呼吸苦や倦怠(けんたい)感の症状が出て、10日に感染が判明した。

 斗南病院は11日、新規の外来を断り、予約患者には事情を説明して了承を得た場合にのみ診察。12~16日の外来は休診にするという。保健所では、感染者の男性が3日に受診した際に周囲にいた人を中心に、感染の状況を調べている。

 一方、北見市内で開かれた生活関連商品展示会は準備期間を含めて2月13~15日に開かれ、約700人が来場したという。(田之畑仁、芳垣文子、天野彩)