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 2019年の国内のインターネット広告費が前年より19・7%多い2兆1048億円となり、初めてテレビの広告費を抜いた。電通が11日、発表した。テレビや新聞なども合わせた国内の総広告費は6兆9381億円。ネット通販など今回から推計を始めた対象を除いて前年と同じ条件で比べると1・9%多い6兆6514億円となり、8年続けて前年を上回った。

 ネット広告は6年続けて百分率でふた桁の伸びとなり、初めて2兆円を超えた。検索サイトの履歴に連動して表示する広告やSNS上の広告などが引き続き伸びた。ネット通販の出店者が出す広告費を初めて推計し、1064億円だった。

 テレビ、新聞、雑誌、ラジオの4媒体の事業者がネット以外から得た本業の広告費は5年連続で前年を割り、2兆6094億円。932億円(3・4%)減った。このうちテレビは、2・7%減の1兆8612億円。長雨や台風などの自然災害に加え、消費増税などを受けて経済状況に対する不透明感が強まり、広告が控えられたという。新聞は5・0%減の4547億円で、7年続けて前年を割った。

 4媒体が得たデジタル広告費は715億円で前年より22・9%増えた。(土居新平)