孫氏、無償PCR検査を提案→批判相次ぎ「やめようか」
ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長が11日夕、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ツイッターへの投稿で、簡易PCR検査を無償で提供したいとの意向を表明した。ところが、インターネット上で批判的な意見が相次ぐと、わずか約2時間後に「評判悪いから、やめようかなぁ」とツイートした。SBG広報は、一連の投稿が孫氏本人によるものと認めた上で、「孫個人の取り組みとして発案しましたが、賛同者が少ないので撤回した模様です」とコメントした。
孫氏がツイッターに投稿するのは2017年2月以来、約3年ぶり。10日に「久しぶりのツイートです。新型コロナウイルスの状況を心配しています」とつぶやき、11日昼に「行動を開始します」と投稿した。
同日夕には「新型コロナウイルスに不安のある方々に、簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分。申込方法等、これから準備」とツイート。厚生労働省を訪れたことも明らかにし、「医療崩壊を起こさないように連携しながらやっていきたい」と強調した。
一連の投稿に対し、ネット上では「医療現場が混乱する」「独善的だ」などと批判的な反応が目立った。孫氏は同日夜、「検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなぁ。。。」とつぶやいた。(井上亮)
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