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 北海道の中野祐介副知事は11日、今月19日までとしている道の「緊急事態宣言」の解除の見通しについて、週明けの発症者数の状況を見て判断すると説明した。道が「宣言」解除の段取りを示したのは初めて。

 北海道議会自民党会派などによる新型コロナウイルスに関する対策本部会議で示した。

 道内の感染者数は11日も新たに7人が確認され、計118人と全国最多のまま。北見市の展示会や札幌市のライブバーでは、クラスター(小規模な感染集団)と見られる事象も発生しており、道は国から派遣されている専門家の助言を受けながら、慎重に状況の分析をしている。

 中野副知事は、2月29日、3月1日の一律の外出自粛要請により、これから発症する人の数が「週明けには落ち着いてくるはず」との見通しを示した。そのうえで「発症者数が落ち着いてくれば、収束に向けて進んでいる判断材料になる」と述べ、週明けの状況を専門家と分析・協議し、宣言解除を検討する考えを明らかにした。

 「緊急事態宣言」は法的根拠がないまま、鈴木直道知事が2月28日に出し、週末の外出を控えるよう道民に呼びかけた。期間は19日まで。「宣言」解除の基準や見通しについて、具体的に説明していなかった。(戸谷明裕)