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 民放の広告収入が減り、硬派な報道番組が「冬の時代」を迎えている。2月末には、映像ジャーナリズムに貢献してきた番組制作会社「ジン・ネット」(東京都千代田区)が資金繰りに行き詰まり、事実上倒産した。

 ジン・ネットは、日本電波ニュース社で特派員や報道部長を務めたジャーナリストの高世仁(たかせひとし)さん(67)が1998年に創業。北朝鮮の拉致問題や不審船問題、韓国大統領選など朝鮮半島情勢を取材し、北朝鮮工作員の証言やレバノン人拉致などを特報した。イランやイラクなど中東の紛争地や過激派組織「イスラム国」(IS)、国内の貧困問題などを取材し、主に民放テレビ局の報道番組で特集を放送してきた。

 売上高が年2億5千万円に迫った年もあったが、テレビ朝日の「ザ・スクープ」が2002年、「サンデー・プロジェクト」が10年に終わるなど、報道番組が減り、経営が危機に陥った。経済番組や人物ドキュメンタリーなどに幅を広げたが、19年の売上高は8千万円台に落ち込んだ。約1億円の負債を抱え、事業を続けられなくなったという。

 番組制作会社「オルタスジャパン」専務のジャーナリスト、吉岡攻(こう)さん(75)は「SNSの発達に伴ってテレビ局の広告収入が減り、費用も人手もかかるのに視聴率が取れない報道番組の発表の場が減らされている。テレビ局が制作費を削れば、番組制作会社の経営が厳しくなるのは必然」と解説する。

 高世さんあてに、ジン・ネット…

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