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 ロシアのプーチン大統領がめざす憲法改正を巡って、ロシア国民の間に驚きが広がっている。プーチン氏は任期満了を迎える2024年の大統領選には出馬しないとみられていたが、一転して再選を可能にする規定が改憲案に盛り込まれ、ロシア上下両院で可決されたからだ。大統領権限の制限をうたった当初の改憲目的が、大きく軌道修正されている。

 10日にあった下院本会議。与党議員ワレンチナ・テレシコワ氏が、「(プーチン氏の続投こそが)我が社会の安定の要だ」と述べ、改憲案に記された大統領任期を2期までに縛る規制の撤廃を提案した。さらに「撤廃できないなら、現在の大統領だけは再選可能に」とも訴えた。

 テレシコワ氏は世界初の女性宇宙飛行士で、ロシアでは国民的英雄だ。その発言を受け、急きょ国会に呼ばれたプーチン氏は、「憲法裁が認めれば可能」と提案に前向きな姿勢を表明。下院は憲法改正時の大統領にはそれまでの任期を算入しないとする修正案を採用し、11日に上院と共に通過させた。今後、憲法裁などの承認を得て、4月22日の国民投票で投票者の過半数が賛成すれば成立する。

 今回の改憲への動きは、もともとプーチン氏が1月に主導した。その際、プーチン氏は憲法が定める大統領任期について、現行の「連続2期まで」を「通算2期まで」とする案を示していた。

 さらに、「政権交代できる制度…

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