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 客の一人が言った。「今日は、仕事をしている人以外のほぼ全町民がここに集まったんじゃないか」。12日、宮城県女川町に、町で唯一のスーパーが再開した。震災の津波で社長が犠牲になり、後を継いだのは30代の長男だ。

 「震災の日、皆さんもそうでしたが、うちの会社も悔しい思いをしました」。スーパー「おんまえや」の開店あいさつで、新社長の佐藤広樹さん(38)は、一気にそうしゃべるはずだった。だが、集まった400人近い町民の姿を前に涙があふれ、途中で言葉が続かない。「がんばれー」と何人もの声がかかるなか、「自分が生きてしまって」と声を震わせた。

 敷地の角には、9人の名前が刻まれた慰霊碑がある。

津波に襲われたとき、社長だった…

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