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 14日のJRダイヤ改定で約40年間、只見線を走ってきたディーゼル車「キハ40」が定期運行を終える。会津若松駅では13日まで、ベテラン運転士など50人余りの社員の思いを紹介する展示が行われている。企画したのは20代を中心とした若手社員13人。世代を超えて、運行に携わってきた人たちの気持ちを集めた。

 「ありがとう!只見キハ40!」と記された特設展示コーナーには、運転士や車掌らの言葉が顔写真とともに並ぶ。「職人技が必須のブレーキ扱いは運転士の技量が問われるため、日々研鑽(けんさん)に努めなければなりませんでした」「操縦が難しい分、運転の奥深さ、楽しさを教えてもらいました」

 昨年12月のダイヤ改正発表後、会津若松運輸区の運転士、安久津優さん(28)と車掌の千葉健太郎さん(23)は、沿線のカメラマンの多さや運行終了を惜しむファンの声に「感謝の気持ちをお客さんに伝えられないか」と考えた。仙台支社の全社員に配布されているタブレット端末を通じて、キハ40に対するメッセージを募集したところ、予想を超える応募があった。

 安久津さんはキハ40を運転する機会はなかったが、「メッセージを通じて、ブレーキ操作や坂道の上り方など、車両に合わせて運転することの難しさを知った」と言い、千葉さんも「多くの人に愛されていたと改めて感じた」。企画に参加した車掌の大塚梨帆さん(24)は「これまであまり聞くことがなかったベテランの人たちの思いに触れることができて良かった」と話していた。(戸松康雄)