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 東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は12日夜、ひときわ大きな11本の籠松明(かごたいまつ)が上がった。松明は、こもりの僧の練行衆(れんぎょうしゅう)が二月堂に上がる際の道明かりで、14日まで毎晩上がる。なかでも籠松明は長さ7~8メートル、重さ60~70キロと一段と大きい。

 二月堂では行中、様々な祈りや悔過(けか)が繰り広げられている。練行衆のうちの咒師(しゅし)が堂内を清め、仏法を守る四天王を呼び寄せる。

 「五体投地(ごたいとうち)」は一般的に額、両手、両足を地面につけて拝む方法をいう。ただ、練行衆が礼堂でする五体投地は、跳びはねるように体を浮かし、片方のひざを板に打ち付ける。

 14日にもある「数取懺悔(かずとりさんげ)」は、練行衆が念珠をもみながら、深々と頭を下げるようにしてから体を起こし、手を高く上げる。この方法は、練行衆のうち堂司(どうつかさ)を務める上野周真(しゅうしん)・真言院住職の「一遍、二遍……」という数取りにあわせて繰り返される。「4」のつく数は言わない。(岡田匠)