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 イタリア政府は、新型コロナウイルスによる死者数が、12日午後6時(日本時間13日午前2時)時点で1016人に達したと発表した。前日よりも189人増えた。死者が千人を超えたのは中国に次いで2カ国目。イタリア北部では感染の急拡大が収まらず、医療態勢の確保が難しくなっている。

 同国はこれまで約8万6千人に検査を実施し、全体の感染者数は1万5113人で、前日に比べ2651人増えた。第2の都市ミラノがある北部ロンバルディア州が8725人(死者数744人)と最も多く、同国全体の半数以上を占めた。

 伊ANSA通信によると、同州では医療従事者の感染が11日時点で691人に達した。同州は、退職した医師や研修医などを集めて対応する方針。同国メディアによると、ミラノにある見本市会場を病院に改装する計画も打ち出した。6日間の工事で、集中治療用に600床の病室を設けるという。

 また、ギリシャの保健省は12日、同ウイルスに感染して同国西部パトラで治療を受けていた66歳の男性が死亡したと発表した。ギリシャでの死者は初めて。(ローマ=河原田慎一)