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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響が、「献血」にも出てきた。イベントの中止や外出自粛ムードの高まりで献血する人が一時的に減ったり、献血専用バスが断られたりしている。佐賀県赤十字血液センターではコロナ対策を取っており、必要な量の確保のため、継続的な協力を求めている。

 献血はガンや白血病の治療を中心に必要だが、九州・沖縄8県の献血量は、先月半ばと比べて2割近く落ちたという。

 佐賀市八丁畷町にある同センター1階の「献血プラザさが」では、1日の目標献血量を下回る日が出るようになった。企業やイベントに専用の献血バスが行くのも、「人が集まるのを避けたい」と断られる事例があったという。担当者の鹿毛哲也さん(61)は「一時的に不足しても他地域からの融通で補っていたが、今回は全国的に不足し、それもできない」と話す。

 SNSで献血を呼びかける投稿を見て訪れたという佐賀市の高校3年、吉武琢真さん(18)は「来るのは2回目だが、前回より人が少ない。友達とかにも呼びかけたい」。献血を終えた同市の大学4年、井上由貴さん(22)は「針が不安だったが、痛みは一瞬だった。これからも協力したい」と話していた。

 センターではコロナ対策として出入り口に消毒液を置き、37・5度以上の発熱がある場合は献血を断っている。血液の保存期間は短いため、献血を分散することと混雑をなくすために、HP(https://www.kenketsu.jp/Login別ウインドウで開きます)での会員登録と事前予約を呼びかけている。(松岡大将)