拡大する写真・図版会見する第三者委員会の久保井一匡特別顧問、奈良道博委員、但木敬一委員長(左から3人目)、貝阿弥誠委員ら=2020年3月14日午後3時13分、大阪市福島区、矢木隆晴撮影

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 関西電力幹部らが福井県高浜町元助役の森山栄治氏(故人)から金品を受領した問題を調査した第三者委員会は14日の会見で、30年以上続いた原発立地とのゆがんだ関係を浮き彫りにし、関電の企業統治不全を厳しく指弾した。地に落ちた関電の信頼回復への道のりは険しい。

 「社内事情を優先し、ユーザー(利用者)目線が全くなかった」

 第三者委員会の会見には記者約150人が集まり、説明は4時間に及んだ。5カ月間にわたって弁護士23人のチームを率いた元検事総長の但木(ただき)敬一委員長はそう指摘した。「電気料金を払っているユーザーからどう見えるかまったく考えていない」。最新のデジタル技術を駆使し、関電の社内調査の不十分さを指摘。森山氏との癒着を証拠に基づき、厳しく指弾した。

 「関電役職員に社会的儀礼の範囲をはるかに超える金品を受領したやましさ・罪悪感を抱かせ、いわば共犯関係に持ち込むことを意図した『毒』だった」。森山氏の金品提供について但木委員長はそう表現した。

 関電の社内調査では金品提供は…

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