新型コロナウイルスの感染拡大で、国民生活への影響が広がる中で開かれた3月14日の安倍晋三首相の記者会見。首相は卒業生や高校球児らに語りかけ、私権制限を含む緊急事態宣言には慎重な姿勢をみせるなど、国民の不満や懸念の払拭(ふっしょく)を意識したものとなった。ただ、今回の会見も記者が挙手を続ける中で打ち切ろうとした。
記者会見途中でNHKがテレビ中継を打ち切った数分後、長谷川栄一・内閣広報官は会見を終えようとした。「まだあります」「総理、これ会見と呼べますか」。会見場では複数の記者が声を上げ、続行を求めて騒然となった。安倍晋三首相の会見が始まって約44分。内閣記者会の幹事社2社を含め8人が質問していた。
記者たちの求めを受けて長谷…

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