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 JR四国は14日にダイヤ改定を実施し、予讃線の北伊予―伊予横田間に南伊予駅(愛媛県伊予市)が開業した。松山市や伊予市中心部への通勤・通学客の利用を見込む。

 南伊予駅は北伊予駅から1・6キロ、伊予横田駅から1・1キロの場所に設けられた。駅名はこの地の旧村名から採った。無人駅で、全長90メートルのホームに10メートルほどの屋根がある。上下計53本の普通列車が止まり、松山駅までは10分ほどだ。

 JR四国の新駅は、高知県の小村神社前駅(日高村)以来12年ぶりで、愛媛県内では大浦駅(松山市)以来29年ぶりとなる。松山駅付近の高架化で、松山駅からこの場所に車両基地と貨物駅が移ってくることに伴い、伊予市が新駅を要望。駅の工事費約1億7千万円は県と市が負担した。

 開業初日は小雨が降るなか、南伊予駅の周りに住民や鉄道ファンが集まり、カメラを構えて写真を撮っていた。松前町の会社員白石孝一さん(55)は「近所の足になって便利になりますね。車両基地の構造物も機械的な感じで、写真映えします」と笑顔で話した。(照井琢見)