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 全国の地鶏のなかでも圧倒的な知名度を誇る名古屋コーチン。一度は外国産の鶏の普及で絶滅の危機にもひんしたが、近年は再び飼育する農家が増えている。愛知県豊橋市の「高橋養鶏」では、脱サラした経営者が独自の手法で飼育に挑んでいる。

 「名古屋コーチンは臆病な鶏。ストレスを与えないように、鶏舎に入るのはエサやりなど最低限必要な作業のときだけです」。愛知県豊橋市のJR二川駅から車で10分ほど。「高橋養鶏」の高橋賢次社長(44)は、名古屋コーチン専用の平飼い鶏舎の扉を静かに開けた。

 高橋養鶏は高橋さんの祖父が約80年前に創業し、長く一般的な採卵鶏を飼育してきた。名古屋コーチンの飼育を始めたのは10年ほど前だ。まずは卵の生産を従来の品種と並行して進め、4年ほど前から食肉用の名古屋コーチンも扱い始めた。

 卵を産ませる採卵鶏と食肉にするための鶏は飼育方法がまったく異なる。双方を手がける養鶏業者は全国的にも極めてまれで、高橋さんは「異業種に参入する気持ちだった」という。

 異例の判断を下せた背景には、会社勤めで営業職を経験したうえでの、自由な発想があった。

 高橋さんが実家の養鶏場で働き…

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