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 山梨県南アルプス市など3市1町の医師でつくる中巨摩医師会が、持ち回りで夜間休日に診療する救急当番医の新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、かぜ症状の患者を直接診療しないよう文書で通知していたことがわかった。医師法は正当な理由のない診療拒否を禁止していて、田辺譲二会長は取材に「誤解をまねく表現だった」と話した。通知し直す方針だという。

 通知は9日付。県内でも感染者が出たことを受け、かぜのような症状の救急患者は当面、電話相談のみとし、県の専用ダイヤルを案内するよう求めていた。

 田辺会長は、感染者が県内の診療所を受診していたことを受けて通知を出したと説明。「診療所では専門外の医師も当番になる。医師が濃厚接触者になり、休診となることを防ぐ意図だったが言葉足らずだった」と話した。

 厚生労働省はかぜ症状のみが理由の診療拒否は認められないと11日付で通知している。県は13日、中巨摩医師会へ文書で指導し、県医師会にも周知した。(野口憲太、吉沢龍彦)