マスク販売「カスハラ」で店員疲弊、首相「奮闘に感謝」
「マスクを取り扱う小売業の店頭で、カスタマーハラスメントで疲弊している従業員の声がたくさん届いている」
国民民主党の田村麻美氏は16日の参院予算委員会でそう訴えた。流通や小売業の労働組合を束ねるUAゼンセンの支援を受ける田村氏は「私もスーパーで働いていた。『苦労はわかるでしょ』と、たくさんの声が届いている」と事例を紹介した。
「配送のトラックがドラッグストアの前に着いた瞬間、人たちが押し寄せて『その中にマスク入っているんだろ』と店員に詰め寄る」
「マスクをつけてレジを打っている人たちに、『お前がつけるマスクがあって、なんで私たちに売るマスクがないんだ』と」
安倍晋三首相は「いま紹介いただいたように、奮闘していただいている小売店の従業員や流通製造関係者の皆さま方に、内閣総理大臣として感謝の意を申し上げたい」と応じた。「政府としては一日も早く、店頭に十分な量のマスクが並ぶように需給両面で努力していきたい」と続けた。
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