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 マスクが手に入りにくくなっているのを受け、岡山県総社市の障害者福祉施設が布製マスクを手作りし、市役所の1階ロビーで販売を始めた。販売初日の16日は用意した100枚が20分で完売。平日だけの販売予定で、24日までの整理券を急きょ発行した。当面は計1万枚を目標に、急ピッチで生産するという。

 市内七つの就労継続支援A型・B型両事業所に通う人たちが、市の呼びかけに応じて生産を開始。素材は総社産のデニム生地で、男性、女性向けのそれぞれのサイズを用意し、一つ400円(税込み)。1人2枚まで。

 販売開始に立ち会った片岡聡一市長は「ジャストフィット。守られている感じがする。洗えば洗うほど風合いも出ます」と出来栄えを絶賛。手作りのため、当面は1日40~50枚が精いっぱいで、量産に向け「学校などで眠っているミシンを借りるなどして態勢を整えたい」という。

 16日は市役所の販売場所に200人が列をつくった。マスクを作ったのは初めてという関信江さん(53)は「マスクは今や貴重品。布製なので繰り返し洗って長く使ってもらえれば」と話していた。(小沢邦男)